ガラパゴス諸島は昨日9月8日、ユネスコ遺産委員会が世界自然遺産として宣言してから43周年を迎えました。
ガラパゴス現地では、これを記念してガラパゴス科学シンポジウムが開催され、現在進行中の32件の研究プロジェクトが紹介されました。
ガラパゴス諸島が世界自然遺産に相応しいと判断された基準は以下の4項目です。
(vii)最上級の自然現象や、卓越した自然美や美的重要性を持つ地域が含まれること。
(viii)生命の記録、地形の発展における重要な進行中の地質学的プロセス、または重要な地形学的もしくは物理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を代表する傑出した例であること。
(ix)陸上、淡水、沿岸、海洋の生態系や動植物の群集の進化と発展において、現在進行中の重要な生態学的・生物学的プロセスを示す優れた例であること。
(x)科学または保全の観点から顕著な普遍的価値を持つ絶滅危惧種を含む、生物多様性の原位置保存のための最も重要で意義深い自然生息地を含むこと。
写真は、世界で唯一飛べないウ、ガラパゴス固有種のガラパゴスコバネウです。生息地はガラパゴス諸島の中でも西側のイサベラ島とフェルナンディナ島だけです。